決戦は水曜日 「ノー残業デー」ビジネス活況(産経新聞)

 ■夜間ミュージアム/女性割引

 水曜日を定時退社日、いわゆる「ノー残業デー」に設定する企業が増加している。時間外勤務の削減が目的で、このノー残業デーに目をつけ、定時に退社するサラリーマンやOLをターゲットにしたビジネスが活況だ。水曜日限定の夜間見学会を始めた大阪企業家ミュージアム(大阪市中央区)やお得なディナーを提供するホテルなど、いずれも“決戦は水曜日”と位置付け、あの手この手のビジネスを打ち出している。(香西広豊)

 NTT西日本やパナソニック電工、ミズノなど関西企業の間でも週の半ばの水曜日をノー残業デーに定める動きが広がっており、これをビジネスチャンスととらえたさまざまなサービスが登場している。

 大阪にゆかりのある企業人を紹介する大阪企業家ミュージアムは、今月2日から水曜日限定の「夜間見学会」を開始。同施設の閉館時間は午後4時30分だが、水曜日は閉館時間を午後8時に延長し、午後6時から夜間見学会を実施している。見学会の所要時間は約1時間30分。大阪産業の歴史に関する説明を受け、大阪の企業家を紹介したビデオを観賞後、参加者はガイドスタッフと一緒に館内を見学する。参加しやすい時間とあって「人気は上々」(事務局長の興津(おきつ)厚志さん)という。

 東急不動産グループのスポーツクラブ「東急スポーツオアシス」は、心斎橋にあるクラブウエスト店(大阪市中央区)で水曜日の夜に走る「クラブウエストランニングクラブ」をスタート。午後7時から約6キロのコースを約1時間30分かけてゆっくり走るプログラムで、クラブに入会しなくても登録料(3500円)と参加費(1回500円)を払えば、クラブのロッカーやバスルームを使うことができるのが売りだ。

 ホテル業界もノー残業デーを売り上げ拡大の好機と位置づけている。ラマダホテル大阪(大阪市北区)はホテル内の鉄板焼きレストランで、5月から水曜日は2人以上の女性グループに対してディナーの全メニューを3割引きで提供。アシスタントマネジャーの青柳理佐さんは「お得な料金設定で、ドリンクもすべて3割引きで提供しています」とPRに余念がない。

 ノー残業デーについては日本経団連が呼びかけるなど、企業での導入が進んでいるため、今後も水曜日の夜を狙った多彩なビジネスが登場しそうだ。

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ダイヤ再鑑定 工賃は?補償は? 小売業者、対応に苦慮(毎日新聞)

 ダイヤモンドの鑑定を巡り「全国宝石学協会」(全宝協、東京都)が業界基準よりカラー(色)を甘く鑑定したとされる問題で、業界団体による再鑑定が壁に直面している。指輪などに加工されたダイヤは枠から取り外す必要があるためだ。別途工賃がかかるほか強度が落ちるなどの問題があり、小売業者は対応に苦慮している。

 業界団体「宝石鑑別団体協議会」(AGL、東京都)加盟22社は、全宝協が07年2月〜08年10月に鑑定したダイヤを対象に再鑑定を受け付けている。消費者は無料だが、小売業者は有料。指輪などに加工されたダイヤはそのままでは鑑定できないため枠から外すなどの工賃が別途かかるが鑑定会社は負担しない。購入先の小売店が負担する動きもあるが、対応は各店の判断に委ねられている。

 工賃は留め方やデザインで異なる。宝飾加工業者などでつくる「日本リ・ジュエリー協議会」(東京都)によると、通常の「爪留め」なら数千円から可能だが、再加工で強度が落ちることがある。石を覆うように留める覆輪(ふくりん)留めなどだと、一度外すと元に戻せないことも。「この場合、再鑑定をあきらめるか、枠を替えるしかない」と同協議会役員。福岡県内の宝石商は「婚約指輪だと枠にも思い入れがあり、単純に別の指輪に仕上げ直すわけにもいかない」とこぼす。

 該当するダイヤのついた指輪など商品約10個を店頭から撤去した北九州市の宝飾店。再鑑定料に加えて工賃がかかるため再鑑定に出せないままだ。男性社員は「工賃を負担しても、再加工で強度が落ちたら誰が補償してくれるのか」と途方に暮れた。

 ダイヤより枠が高価だと再購入に近い負担が生じかねず、消費者や小売業者が鑑定に疑問を抱いても動けない事態も起きる。福岡県内の宝石商は「裸石なら鑑定書を取り直せば販売できるが、加工済み商品は簡単にいかない。仕入れ元ではなく、鑑定会社の問題だから返品もできず、困っている業者は多いはずだ」と話した。【阿部周一、河津啓介】

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